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道具

吹付け編

エアレス塗装機

ダイヤフラムエアレス (清和産業)

■仕様
  型式
  消費電力
  最大圧力
  最大吐出量
  重量

エクシード60E
1050W
240Kgf/cm2
5.8L/min
35Kg

電動で塗料を送り出すポンプで、通称「エアレス」です。普段、トップコートなど粘度の少ない塗料の吹き付けに使用している道具です。
黒い太いホース(サクションホース)から塗料を吸い込み、メーター(圧力計)から出ている細い方のピンクのホースへ送られます。
サクションホースと並んでいる細いホースはリターンホースといって、エア抜きの時塗料が戻ってくるホースです。
一般的には塗料ホースはエアレスガンにつないで、エアレスガンのノズルチップにより霧化されます。

エアレスガン  SG-24 (清和産業)

塗料高圧吹付用のエアレスガンです。
その中でもこれは、精和産業の極一般的なタイプのスプレーガンです。このエアレスガンはエアーを使いません。ガンのグリップの下に塗料のホースがつなげ、チップを取り付けて使うだけです。ガン本体には調整するネジはなく、エアレス本体の圧力や、チップの選択によりパターンの調整をします。交換、付属パーツとしてガンフィルター、チップフィルター、各種チップなどがあります。
塗料の飛散を気にしなくてよい場合、作業性を重視する場合に使用します。
ガンのうしろは、ホースとホースリールです。

チェンジクリーン本体とチェンジクリーンチップ (エアレスガン交換パーツ)

左がチェンジクリーン本体、右がチェンジクリーンチップです。
チェンジクリーン本体にチェンジクリーンチップを取り付け、それをガンの先に取り付けた状態で使います。
当店にとってチェンジクリーンチップはエアレスガンの標準的なチップ(ノズル)です。
口径とパターン幅で選択し、口径が0.23mm~0.91mm、パターン幅が160mm~370mmの種類があり、組み合わせて21種類あります。
きれいな霧が出やすいのですが、詰まってしまった時の掃除が、ガンからチップのみ取り外し、反対向きに装着した状態で塗料を出し、元に戻せばよく、比較的楽に出来ます。又、本体とチップが別売りなので、チップのみ交換する事が出来、経済的です。

フリーパターンチップ (エアレスガン交換パーツ)

このチップはパターンの幅を調節ネジで変えられるようになっています。

型式
020
028
041
049
口径(mm)
0.18~0.48
0.28~0.66
0.43~0.91
0.53~1.37
パターン幅可変範囲
50~500
50~500
70~500
70~500

このように4種類のタイプがあります。
詰まってしまった時の掃除は、一旦最大付近まで開き(穴が大きくなる)、塗料を出せば詰まりも一緒に出て、調整を元に戻せばフィルターのサイズにもよりますが、だいたいのものはこれで取れます。詰まった場合の掃除は比較的楽な方ですが、パターン幅を狭く調整して使う場合に、両端が濃くなりやすいので仕上がり重視の場合は向いていません。従って、当店では現在使われていないチップです。
タイタンチップ(ワグナー)や岩田のものと形状、型式の種類などほとんど同じです。

ロータリーチップセット(エアレスガン交換パーツ)

ロータリーチップは本体とチップが一対になっているエアレスガン用のパーツです。
口径とパターン幅で選択し、口径が0.23mm~1.30mm、パターン幅が60mm~430mmの種類があり、組み合わせて63種類あります。
塗料の目詰まりの時の掃除が、ガンからチップを取り外す事無く、羽根状のつまみを反対向きにし、塗料を出し、元に戻せば目詰まりが解消してしまいます。しかし、高価なパーツなのにチップと本体が一対なので、チップのみを交換するタイプと比べて2~3倍位かかってしまいます。
目詰まりしやすい塗料(高粘度でガンフィルターを使用しない場合)などの使用に向いています。

ガンフィルター  (エアレスガン交換パーツ)

使用する塗料により、チップを選択しますが、同時にフィルターも選択しなければなりません。
チップの口径より大きなフィルターでは詰まってしまい意味がありません。逆では、フィルターの方が詰まったり、塗料の通過が悪い為、作業能率が落ちてしまいます。
このタイプのフィルターは、40、60,100、200の4種類あり、数字が小さくなるほど、目が粗くなります。
又、色分けがしてあり、写真左が黄/100、右が白/60です。

ダイヤフラムエアレス (清和 とばな~い)

■仕様
  型式
  定格出力
  最大圧力
  最大吐出量
  重量

TB-9 H
950W
150Kgf/cm2
8.2L/min
41Kg

電動で塗料を送り出すポンプの、通称「エアレス」ですが、粘度の高い塗料の吹き付けに使用している道具です。
このエアレスの特長は、大吐出量、低圧仕様で塗料のはね返りが少ない事です。短所は本体が大きく重たい、ホースが太く重たい、値段が高い事です。従って、弾性タイルなど高粘度の塗料を使用する時のみ使用する道具です。玉吹きのような超高粘度の塗料には不向きですが下吹きやベース吹きでは一番作業能率の良い道具です。
又、近年はローラー工法が増えていますが、圧送ローラーにも適しています。

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