Tools&Terms

道具

下地処理編

高圧洗浄器

ワグナー高圧洗浄機 WZ14-150 SSP 本体

■用途
■仕様
  ポンプ圧力
  ポンプ吐出量
  燃料タンク容量
  外観寸法(mm)
  乾燥重量
屋根、外壁等の塗装前の洗浄

15Mpa
14.0L/min
11.5L
657×470×585
81Kg

本体に吸水、余水ホースと洗浄ホース(次で紹介)をつないで使います。
この高圧洗浄機の長所は、高圧(15Mpa)なので作業性がよい。
防音型なので音が静か(64dB)で、負荷がかかってない時は、エンジンの回転が下がり(52dB)、更に静かになる。
ガソリンタンクが大きいので連続運転時間が長い(5.5時間)。
操作、特にセルスターターも付いているので始動が楽。ということです。
短所は、81キロあり車の積み下ろしが一人ではむずかしい。(現場では、二人以上いてもほとんど車に乗せたままで使っています。)
洗浄面積が広い場所など、作業性を重視する場合や、騒音をあまり出せない場合などに使用します。

セイワ ジェットクリーン JC-1013GO 本体

■用途
■仕様
  ポンプ圧力
  ポンプ吐出量
  燃料タンク容量
  外観寸法(mm)
  乾燥重量
屋根、外壁等の塗装前の洗浄

10Mpa
13.0L/min
3.6L
530×440×470
30Kg

ワグナーと同様、本体に吸水、余水ホースと洗浄ホース(前で紹介)をつないで使います。
この高圧洗浄機の長所は、現場での移動性が重視されており、計量、コンパクト。
先に紹介したワグナーと比べると、寸法で約8割、重量で約4割です。車の積み下ろしが一人で出来ます。
短所は音がうるさい。しかし、防音型でないということで一般的なうるささです。
ですから、洗浄面積が小さい、特に高圧を必要としない、現場で洗浄機を車から降ろさなければならない、時などに使用します。
通常、ターボノズル(「交換パーツ」で紹介)があれば、作業能率が違うだけで、この洗浄機で十分です。

吸水、余水ホース  洗浄ホースとホースリール (本体に付属)

吸水、余水ホース  3m
洗浄ホース     30m

本体に吸水、余水ホース(写真左)と洗浄ホース(写真右)をつないで使います。
ポンプの中にゴミが入ると壊れてしまうデリケートな機械なので、吸水ホースには、吸水フィルターが付いていてポンプの中にゴミが入らないように
なっていますが、これで取りきれないゴミを「ボトムフィルター」(別売り)という3倍以上細かいフィルターで取り、きれいな水だけをポンプに吸い込みます。
ポンプから送り出された水は、洗浄ホースを通じてガン、ノズルへと行きます。(ガン、ノズルは後に紹介)
これはワグナー用の物ですが、他のメーカー、タイプでもだいたい、このような形をしていますが、微妙に寸法や形状が違う部分があるので、当店では間違わないように、ワグナー用は黄色のテープで目印がしてあります。

洗浄ガン~ノズル  フローレギュレーター

洗浄ホースに写真のガン、更にランス(パイプ)付きのノズルをつないで使います。
この標準ノズルはコイン洗車場の洗浄機の様な感じの水が出て、水のパターン角度、口径の種類がいろいろあります。
また、ランス(パイプ)も長さの種類があり、機械や用途によって選定します。
右利きの人は普通、右手にガン、左手はランスに付いているグリップを持って使います。
右の写真は、ガンの先についている「フローレギュレーター」といって、手元で水圧の調整が出来るようになっています。
普段はMAXで使いますが、水圧が弱くなければならない時はこれで調整します。
これが無かった時期は、機械まで行って調整していました。

ターボノズル

■用途  強力な洗浄力を必要とする時。
ノズルの一種で、水が渦巻き状に回転しながら出ます。
標準ノズルの1.3倍の洗浄力があるとカタログには書いてありますが、実際にはもっと強いように思われます。
ノズルの付いたランスをガンから取り替えて使い分けます。写真のランスは、屋根や床など、足元が洗い易いように長くなっています。
トルネードノズル、ロータリーノズルともよびます。

ターボノズルで洗うと

左の写真は、トタン屋根を洗浄したところです。
ガンをゆっくり動かすと写真右上の様に、速く動かすと右上以外の様になります。
従って、右上以外の様な洗い方では、いくらいい道具を使ってもダメです。
右の写真は、仕事に使用している車(トヨタハイエース)を、ターボノズルを使用して高圧洗浄機で洗車したところ、こんな有様に。ラインのステッカーが剥がれてしまいました。
このくらい強力な水圧なので、洗浄中に足に水が当たると痛いんです。

セイワ フロート弁 SF-5

■用途  高圧洗浄の際、水容器から水を溢れさせない為。
水道水をいったん水容器に入れ、それを洗浄機が吸入します。作業者が洗浄していない時は、容器の水が減りませんので溢れてしまいます。これを防ぐ為、水が減れば自動的に出て、溢れそうになれば自動的に止まる装置です。
現場での水道代は御施主様持ちですし、溢れた容器の周りは水びたしになってしまいます。 御施主様が見れば気分のいい光景ではありませんよね。以前、作業中に、おばあさんが何度となく蛇口を閉めてしまった事がありました。
単純そうな構造のわりに高価だと感じた為、風呂の水が自動的に止まるものを改造してみましたが、結局うまくいかずこの「フロート弁」を購入する事になりました。
当店のものに黄緑色のテープが貼ってあるのは、ポリバケツの角度に合わせる為です。
他社製品の同じ様な物で、「ミズオートM-1]や、蛇口から直接吸水する「水道直結ジョイント」もあります。

回転ブラシ

■用途  水が周りに飛び散っては困る時。
洗浄ガンにノズルの代わりに取り付けて使います。
水圧の力でブラシが回転するので、別に水をまく必要がありません。屋根や床を洗浄する時に使い、壁など垂直面にはむきません。
洗浄力は標準ノズル、ターボノズルと比べ非常に劣ります。ですから当店では、使用頻度の少ない道具のひとつです。